現役日本語教師がお伝え【420時間養成講座の総合情報】

日本語教師養成講座の総合情報ブログ。授業の内容はじめ各学校の特徴や費用、求人など

【重要】日本語教師養成講座を選ぶ時のポイント

 文化庁の基準を満たす講座を選ぶ

 

2017年より、日本語教育は大きく動き出しています。

 

日本語教師養成講座を選ぶとき、文化庁の認可を受けている講座を受講することを強くお勧めします。2017年8月より、日本語学校で仕事を得る場合、この文化庁認可を受けた講座である必要があります。現状では、どこでも誰でも開設できる講座ですが、それゆえ問題も発生していました。教師の質の確保はじめとしたソフトのみならず、文科省サイドの許認可権や監督官庁と裁可の関係など綱引きもあったのではと思います。

 

つまり、2017年より「文化庁による事実上の許認可行政のスタート」であり、これは今までにない、大きな地殻変動であるといえます。

 

文化庁のHPで確認できる

どこの講座が文化庁の認可を受けているか?は文化庁HPで確認できます。最新情報を入手しつつ、記載の講座を調査して受講に進むことを勧めます。

文化庁公式HP

日本語教育機関の法務省告示基準第1条第1項第13号に定める日本語教員の要件について|文化庁

 

※注意!

日本語教師養成講座は、いまでも海外で取得出来たり、通信で受講可能な講座がたくさんあります。それらは自由産業のため、誰にも止める権限はありません。つまり、開設はこれらからも自由であり、受講も自由です。

 

しかし、上記の文化庁の告示通り、

 

国内の日本語学校で働くことを想定している場合、文化庁の認可を受けた日本語教師養成講座である必要があります。

 

この決定がいつまで効力を持ち続けるかはわかりません。

しかし、国内の日本語教師が事実上文化庁の許認可を受ける事業体として、ひとつの産業化(=プロ化)と資格の厳格化をスタートさせたことは、よいステップです。

 

次回以降は記載されている日本語教師養成講座や、受講を決める際のポイントをご紹介していければと思っています。