現役日本語教師がお伝え【420時間養成講座の総合情報】

日本語教師養成講座の総合情報ブログ。授業の内容はじめ各学校の特徴や費用、求人など

【穴場】タダで日本語教師になる方法

日本語教師養成講座は高い!

 

民間の日本語教師養成講座は通常、授業料として概ね50-60万前後が相場です(2017年8月現在)。これが高いかどうか?はご自身の費用投資に対するバランスや価値観によります。たとえば、英語学校に通学しても、3カ月で10万前後するものもあり、ジムに通っても1カ月5.000円など費用がかかります。

 

●タダで受講する方法

①休職者支援訓練を利用する

国内の失業者や何らかの原因で仕事の継続が困難な場合は行政による支援を受けることが出来ます。その中に、日本語教師養成講座の受講がある場合があります。もちろん、本人の状況や所得など条件はありますが、その事項に該当した人は一見の価値があるのではないでしょうか?

 

つまり、国内の日本語教師業は失業対策の一環を担っている、厳然たる事実があります。とりわけ20-40代の男性失業者は雇用の調整弁として不安定な状況にある層が一定程度存在しています。

 

そうした人々に対する訓練として、行政支援を得た日本語学校が養成校として存在しています。通常は養成講座の通学費用は50-60万ですが、この講座では教科書代の12.000円受講が可能とのことです。

 

▼休職者訓練については下記参照

www.jeed.or.jp

 

2017年8月現在では、下記学校でまだ募集をしています。

▼メロス言語学

http://nintei.jeed.or.jp/kyushokushien/search/detail.xhtml?id=4-28-13-02-20-1253

http://www.meros.ac.jp/about_course.html

 

この日本語学校は歴史も古く、多くの日本語教師を養成している業界でもよく知られた機関です。授業見学も受け入れているようです。

 

帰国ボランティア教育訓練手当を受ける

この制度はJICAボランティア限定の話になりますが、活動の終了後、一定の条件を満たすと、費用が還付されます。

 

▼JICA公式HP関連リンク

www.jica.go.jp

 

現職参加制度を利用した場合はその対象とはなりません、活動の終了後に一定の職業訓練を受ける必要性が認められている証左と言えます。日本語教師の養成講座も申請が可能です。通学、通信ともに可能ですが、実施機関、実施場所とも日本国内である必要があります。

 

※※※ごくまれに、国外の日本語教師養成講座が「当機関も対象である」かのごとく表記をしている場合も散見されますので、注意が必要かもしれません。

(2017年8月現在)