現役日本語教師がお伝えする【日本語教師養成講座の総合情報】

日本語教師養成講座の総合情報ブログ。授業の内容はじめ各学校の特徴や費用、日本語教師の求人など日本語教師にどうやったらなれるか?について

あまり知られていない【日本語教師養成講座】で効果を上げる方法

●専攻をよく調べておく

 

日本語教師養成講座の授業では、一般的に座学と実践があります。
この中でどの先生、どういう先生が担当されているのか?でその後の日本語教師人生が大きく変わります。

 

なぜなら、まだ日本語教師という職業は資格が国内で統一されていない面も多く、個人の力量や思い(言語感)におおきく左右される現実があるからです。

 

つまり、何か理論を習ったとしても、そこに「外国人に教える」という視点を常に持っていないと、ただの絵に描いた餅に終わってしまう訳です。相手は言葉の通じない人である、という前提で授業を進めないといけない。これは分かっていても、感覚的につかむことがなかなか難しいのではないでしょうか?

 

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●国文法か、言語学専攻か?

 

例えば、日本語の文法を習う授業が象徴例です。通常、「食べます」とか「食べて」というように、変化をさせて使い分けをしていますが、ここには一定のルールがあります。

 


この法則を学んだだけでは、何の意味もありません。

 

 

「それをどうやって学習者に伝えますか?」

 

 

という方法論を伴って初めて日本語教師の意味を持たせる事ができます。通常、国文法を専攻した先生は、文法の説明で止まりがちです。彼らは言葉を分析する専門家で、どう教えるか?誰に教えるか?を想定した研究をしていないのです。

 

これは致命的と言えます。

 

実は、日本語教育の分野ではまだまだこうした視座で論じる事ができる状況は生まれていません。例えばこれが、言語学を専攻した先生だったら?言葉を習ったり教えることに国文法よりは敏感ですから、一定の知見を持った、より実践的な授業を展開してくれるかもしれません。

ただし、国文法を一方的に批判することもフェアではありません。

なぜなら、日本語教師として経験を積み、素晴らしい授業をする国文法の先生もいるからです。この点、国文法だからダメとは一概には言えません。その担当される先生の経歴を見極める上で、国文法であれば日本語教師の経験を積むことで十分カバーしうるからです。この点こそまさに、個人の力量が大きく授業の成果に現れる理由です。

 

日本語教師養成講座では、講師の経歴をチェックしながら、自分がどのような教師になりたいか?進みたい道を想像しながら選ぶ先生を決めることが肝要と言えます。

【重要】日本語教師養成講座を選ぶ時のポイント

 文化庁の基準を満たす講座を選ぶ

 

2017年より、日本語教育は大きく動き出しています。

 

日本語教師養成講座を選ぶとき、文化庁の認可を受けている講座を受講することを強くお勧めします。2017年8月より、日本語学校で仕事を得る場合、この文化庁認可を受けた講座である必要があります。現状では、どこでも誰でも開設できる講座ですが、それゆえ問題も発生していました。教師の質の確保はじめとしたソフトのみならず、文科省サイドの許認可権や監督官庁と裁可の関係など綱引きもあったのではと思います。

 

つまり、2017年より「文化庁による事実上の許認可行政のスタート」であり、これは今までにない、大きな地殻変動であるといえます。

 

文化庁のHPで確認できる

どこの講座が文化庁の認可を受けているか?は文化庁HPで確認できます。最新情報を入手しつつ、記載の講座を調査して受講に進むことを勧めます。

文化庁公式HP

日本語教育機関の法務省告示基準第1条第1項第13号に定める日本語教員の要件について|文化庁

 

※注意!

日本語教師養成講座は、いまでも海外で取得出来たり、通信で受講可能な講座がたくさんあります。それらは自由産業のため、誰にも止める権限はありません。つまり、開設はこれらからも自由であり、受講も自由です。

 

しかし、上記の文化庁の告示通り、

 

国内の日本語学校で働くことを想定している場合、文化庁の認可を受けた日本語教師養成講座である必要があります。

 

この決定がいつまで効力を持ち続けるかはわかりません。

しかし、国内の日本語教師が事実上文化庁の許認可を受ける事業体として、ひとつの産業化(=プロ化)と資格の厳格化をスタートさせたことは、よいステップです。

 

次回以降は記載されている日本語教師養成講座や、受講を決める際のポイントをご紹介していければと思っています。

 

 

 

 

 

 

 

【日本語教師の情報収集】オトクな無料イベントに参加しよう

日本語教育業界の情報収集方法

 

まだまだ情報も少ない日本語教育の業界ですが、その道を専門としている業界書籍の会社はじめ有名どころは数社あります。日本語教師養成講座の情報を各社調べることも重要ですが、広く一般的な業界情報の収集は先だって役に立ちます。

 

スリーエーネットワーク

イベント・その他情報 | スリーエーネットワーク

 

業界最大手の一つ、「みんなの日本語」という教科書を出版している会社のイベント情報です。全国を網羅したトピックと採用情報も掲載しています。

 

とくに教科書の会社らしく、教材の教え方講座などのオトクなイベント情報をのせています。

 

アルク

日本語教育に関するセミナー・イベント|日本語・日本語教師|アルク

 

語学教材の大手、アルクのHPです。英語や日本語など語学教材で見たことがある人は多いかもしれません。就職情報はありませんが、セミナーや各種の業界情報が満載のHPで見ごたえ十分。

 

日本語教育業界について知らない方は、最初の接点として、最適ではないでしょうか。

 

③そうがく社

日本語イベント情報

 

こちらも書籍関係の会社の運営するHP。業界セミナーはじめ、研究会系や学会系のセミナー情報を網羅。無料だけではなく、有料のイベント情報がたくさん掲載されています。研究情報は、その道のプロや最新の研究動向を知るのに役立ちます。

 

すこし日本語教育をかじった人や、内容の分かる人向けと言えるでしょう。

 

上代表的な三社をご紹介してみました。

他にも、みなさんご存じの役に立つHPなどはありますか?もしご存知でしたらコメントに残して頂ければ幸いです。

 

独学でも十分受かる! ≪日本語教育能力検定試験の願書受付はじまる!≫

●通称[検定]の願書受付はじまる

この試験は、民間の資格試験であり、保持していなくても日本語教師の道に進むことは可能ですが、日本語を教えるものとしての,その知識、能力が日本語教育の専門家として必要とされる基礎的水準に達しているかどうかを検定することを目的として実施、とされています。

事実上の足切りとして機能している側面もあります。

2017年の概要は、
出願期間:6/19(月)~8/7(月)
試験日:10/22(日)

となっています。

●気になる試験の内容は?

試験の内訳とその内容は

「社会・文化・地域」
「言語と社会」
「言語と心理」
「言語と教育」
「言語一般」

以上の5区分からなります。


また、試験時間の配分は、
1. 〈基礎的な知識全般〉:90分(100点)
2. 〈リスニング〉:30分(40点) 
3. 〈総合的・実践的問題(記述あり)〉:120分(100点)

かなりの長時間試験といえます。当日の体調管理も重要です。

 

●願書はどこでもらえる?

 

紀伊国屋など全国書店で置いています。

また、ネットでも入手可能です。

 

【留学生が増えている!】日本語教師は求人がいっぱいある

日本語教師って?

 

主に留学生に日本語を教える語学教師の総称です。その他に、大学の教師や企業派遣で教えることもあります。このブログでは主に「日本語学校で教える日本語教師」についてご紹介していきたいと思います。

 

日本語学校とは?

日本国内には、「日本語学校」と呼ばれる一種の留学生向け進学塾があります。大学や専門学校に入るためには、一定の日本語力が必要です。論文であったり、討論はじめ高等教育で必要な日本語能力が求められるため、その勉強をする学校があります。日本人にはあまり馴染みがないかもしれません。

 

この日本語学校は2017年現在、増加傾向にあります。

政府の「留学生三十万人計画」もあり、国策として留学生の増加を後押しています。

 

●どうやって日本語教師になるのか?

 

日本国内の日本語学校に勤務する場合、主に三つのいづれかに相当する資格が求められます。(※注意!あくまで日本語学校で求められる資格であり、大学や海外では違います。日本語教師には現在国家資格はなく、「日本語学校で求められる」ことに注意してください。)

 

1.日本語教育の大学で主専攻及び副専攻を修了した者

 

2 . 大学卒業で、民間の420時間「日本語教師養成講座」を修了した者

 

3 . 大学及び短大卒業で、「日本語教育能力検定試験」に合格した者

 

このブログでは2の「日本語教師養成講座」をメインに紹介していく予定です。

 

 

 

【サラリーマン日本語教師になる】

サラリーマン、日本語教師になる!のブログを立ち上げました。

おもに日本語教師になるきっかけや道のりを記録的にまとめていきます。あわせてあまり知られていない日本語教師という職業も紹介しつつ、日本の留学事情についても触れていく予定です。

いや、そもそも日本語教師って何?という方から、現在、日本語教師になるための情報収集をしている人への情報提供も積極的に発信する予定です。